今年は自著の韓国語版が出たんですね

韓国語版が出たことで

仕事納めのご報告をしたばかりですが、先日韓国在住の方からメッセージをいただいたので、今年出た『屋上のウインドノーツ』『タスキメシ』の韓国語版のお話をしようと思います。

『屋上のウインドノーツ』『옥상의 윈드노츠』
『屋上のウインドノーツ』(은행나무/韓国語版)
『タスキメシ』『달리기의 맛』
『タスキメシ』(창비 – Changbi Publishers/韓国語版)

韓国語版の刊行の依頼を受けたのは1年近く前だったので、実は見本が届くまですっかり存在を忘れておりました(笑)
翻訳からカバーデザインまですべて韓国の出版社にお任せだったのですが、こうやって実際に刊行されてみると、日本と韓国の文化の違いが見え隠れして、見ていて楽しいです。

『屋上のウインドノーツ』は『옥상의 윈드노츠』、『タスキメシ』は『달리기의 맛』というタイトルで刊行されています。
『옥상의 윈드노츠』はそのまま「屋上のウインドノーツ」、『달리기의 맛』は「ランニングの味」という意味になるそうです。

翻訳ソフトを片手に巻末についている翻訳者さんのあとがきがずっと解読しようとしていたのですが、なかなか上手くいかず……。
しかし、11月に京都にある同志社国際中学校・高校で講演会を行い、その際に韓国語が読める生徒さんが見事に翻訳をしてくれて、無事読むことができました。めっちゃ褒められていて、聞いていて照れました。

高校時代に英語の勉強からドロップアウトしたきり、外国語とは縁遠い生活を送ってきたのですが、27歳にして、せめて英語くらいはもう少し勉強しようかなと思った出来事でした。