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作家デビューと映画『極道大戦争』

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『極道大戦争』

ゲラが届きません

大雪の影響かゲラが届きません。そうです、『完パケ!』の再校ゲラです。
2/21発売なのにまだ再校ゲラの段階なのです。
本文はこんな状態なのに、本日カバーのデザインが届きました。
いよいよスリリングな展開になって来ました。

本当は再校ゲラをチェックしつつ、もう少し詳しく『完パケ!』のあらすじでも紹介したかったのですが、届かないものは仕方がないので、思い出深い映画の話をしようと思います。

額賀と『極道大戦争』の話

極道大戦争』という映画が、2015年6月に公開されました。
監督は三池崇史さん、主演は市原隼人さんです。
私はこの映画を、2015年6月25日に、新宿のTOHOシネマズで観ました。日付までしっかり覚えています。何故なら、私のデビュー作『屋上のウインドノーツ』『ヒトリコ』の発売前日だったからです。

デビュー作の発売前日といったら、そりゃあもうドキドキわくわくです。そしてドキドキわくわくと同じくらい、やはり不安もありました。
売れなかったらどうすっぺかなとか、評判が悪かったら傷つくなあとか、もしかしたら次の本は出させてもらえないかもなあとか、いろいろ考えるものです。
ていうか、未だに新刊の発売日が迫るとそんな風に考えます。

そんなときに見たのが、『極道大戦争』でした。

どんなお話かというと、
敏感肌で刺青を入れられない下っ端ヤクザの主人公(これが市原隼人さん)は、史上最強の不死身のヤクザ・神浦(演じるのはリリー・フランキーさん)に憧れてヤクザの世界に足を踏み入れたのですが、ある日神浦が刺客によって殺されてしまうんですね。
当然主人公は悲しむわけなんですが、なんと首だけになった神浦が主人公の首に噛みつきまして、主人公はなんと《ヤクザヴァンパイア》になってしまいます。

……このへんからもう「意味わかんない!」って思われそうですが、本当にこういうお話です。

その後、ヤクザヴァンパイアに噛まれた人間はどんどんヤクザになってしまい、街中がヤクザだらけになっていくのです。そこに最強のヴァンパイア・ハンターがKAERUくんも登場し、壮絶な戦いが始まります。
掌で目玉焼きを作ったり、デコトラからマシンガンがぶっ放されたり、干物が空を飛んだり、KAERUくんのヘソからビームが出たり、いろいろ起こります。

額賀がふざけて書いているようにしか見えないでしょうが、本当にこういう話なんです。
監督とプロデューサーが居酒屋で飲んでいるときに構想が決まって、翌日から本当に動き出していたという逸話まである映画です。

ちなみに、三池崇史監督はこの映画の発表にあたってこのように宣言されています。

「サヨナラ、軟弱で退屈な日本映画。

  誰も望んではいませんが、勝手に初心に戻って大暴れです」

もー!
超かっこいい!
いつかこんなセリフ言いたい!

そんなわけで、デビュー作発売前夜の新人作家の悩みを、『極道大戦争』は華麗に吹き飛ばしていったのです。

「いろいろ大変だろうけど、とりあえず自分が面白いと思う小説を、自分の感覚を信じて書こう」

そう思わせてくれたのです。

というわけで、『完パケ!』もお楽しみに!(ゲラよー早く届いてくれー!)

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たくさんのものを失って、僕らはだんだん逞しくなる

閉校の噂が飛び交う武蔵映像大学に通う、安原と北川。
しかし、卒業制作の監督の座は、たった一つ。二人は監督の座をかけてコンペでガチンコ勝負をすることになる。

自分の能力のなさに落ち込んで、才能のなさを嘆いて、誰かの抱えた葛藤に嫉妬して――
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