『風に恋う』発売まで1週間を切りました②

中身もちょこっと紹介します

ひとまず目次から

『風に恋う』文藝春秋

『風に恋う』の章タイトルには作中に登場する曲名を使っています。

『夢やぶれて』

序章に登場する『夢やぶれて』は、『レ・ミゼラブル』の劇中曲です。吹奏楽をやめる決心をした主人公・基が、《最後》に演奏する曲です。

『二つの交響的断章』

第一章に登場する『二つの交響的断章』は、取材させていただいた越谷北高校の去年のコンクール自由曲です。作中ではコーチの瑛太郎が高校時代に自由曲として演奏しています。

『スケルツァンド』

第二章のタイトルである『スケルツァンド』は昨年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲。作曲家・江原大介さんの作品です。スケルツァンドは「おどけた」とか「ふざけた」という意味なのですが、その名の通りとても賑やかで聴いていて楽しい曲です。中間部のアルトサックス2本の掛け合いが私は特に好きです。作中では、主人公の基と瑛太郎、そして千間学院吹奏楽部の部員達はこの曲でコンクールに挑みます。

ちなみに、第二章「オー・マイ・『スケルツァンド』!」は、作中で一番気に入っている章タイトルです。凄く好きです。

『汐風のマーチ』

第三章のキーとなる『汐風のマーチ』は、2010年のコンクール課題曲です。こちらは瑛太郎が高校時代にコンクールで演奏しています。6年後にコンクールに挑む基とこの曲がどうリンクするのか、ぜひ本編でご確認ください。

『風を見つめる者』

第四章のタイトル『風を見つめる者』は、架空の曲です。基達のコンクールの自由曲になっています。『風に恋う』の英語タイトルにも入っている「windgazer(ウインドゲイザー)」の由来となった曲です。

基達が挑む吹奏楽コンクールは、2017年が舞台になっています。高等学校の部で課題曲に『スケルツァンド』を選んで実際に全日本コンクールまで勝ち上がったのは福島県の平商業高校のみだったのですが、果たして基達は全日本まで勝ち上がれるのでしょうか? お楽しみに!

細かな遊びも入れてます

『風に恋う』では章の中に細かな節を作っているのですが、こちらのタイトルは実在する吹奏楽曲の名前をもじっています。

実はラストだけ、特別思い入れのある曲の名前をそのまま使いました。『屋上のウインドノーツ』にも登場したスウェアリンジェンの、超有名なあの曲です。スネアドラムのロールから始まるアレです。

吹奏楽が好きな人なら、きっと覚えのある節タイトルになっていると思います! こちらもぜひお楽しみに!

 

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