『モノクロの夏に帰る』

単行本・中央公論新社

あらすじ

「僕は祖父の戦争体験を捏造したことがある」
戦時中のモノクロ写真をカラーにして掲載した『時をかける色彩』という写真集が刊行された。祖父母ですら戦争を知らない二十代の書店員がそれを店頭に並べたことで、やがて世界が変わり始める。

保健室登校の中学生、ワーカホリックのテレビマン、アメリカから来た少年と、福島で生まれ育った高校生。遠い昔の話のはずだった「戦争」を近くに感じたとき、彼らの心は少しずつ動き出す。

目次

第一話 君がホロコーストを知った日へ

第二話 戦略的保健室登校同盟

第三話 平和教育の落ちこぼれ

第四話 Remenber

書評・インタビュー

週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド vol.55 うさぎや矢板店 山田恵理子さん

書籍情報

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タイトル:『モノクロの夏に帰る』
作者名:額賀 澪(ぬかが・みお)
出版社:中央公論新社
仕様:四六判 272ページ
刊行日: 2022年7月20日
ISBN:978-4120055515
価格:1,600円+税

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