オール讀物|妖精の引き際

1月21日発売の「オール讀物 2月号」に短編「妖精の引き際」が掲載されました。昨年の6月号に掲載された「星の盤側」の続編です。

冬季五輪を目前に控えた冬、五輪連覇を期待されながらも、全日本選手権で大敗し日本代表の座を逃した女子フィギュアスケーターと、彼女の幼馴染みがパリで再会する物語です。

オリンピックに出場したトップアスリートも、誰もが華々しく競技生活を終えられるわけではない。そのとき当人は、近しい人々は、ファンは何を踏み越える必要があるのか――? 前作に引き続き「天才の終わり」をテーマに、別角度の物語を書いてみました。「星の盤側」で主人公だったカメラマンの多々良も活躍しています。