駅伝と料理が並走する斬新な物語。どちらも心をつないで温かい。様々な愛に涙がこぼれました。
────増田明美さん(スポーツジャーナリスト)
陸上部で長距離選手として活躍していた眞家早馬は、右膝の剥離骨折という大けがを負い、長くリハビリに励んでいた。
しかし、たった一人で料理研究部として活動している井坂都と出会ったことをきっかけに、徐々に料理に没頭するようになる。
同じ陸上部の弟・春馬、陸上部部長の親友・助川、ライバル校の藤宮らは、早馬が競技に戻ってくることを切実に待っている。しかしそれとは裏腹に、早馬はどんどん競技から離れていく。
それぞれの想いが交錯する中、駅伝大会がスタートする――。
第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書
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