このたび、はじめての児童書が岩崎書店より刊行されることになりました。
『ラベンダーとソプラノ』岩崎書店より9月14日発売です。
あらすじ
小学6年生の真子は、合唱クラブに入っている。「今年こそ、コンクールで金賞を」と意気込んでいるけれど、プレッシャーと厳しい練習で、合唱クラブは崩壊寸前。そんなとき、真子は美しいボーイソプラノを持つ少年・朔と出会う。朔に連れていかれた商店街の合唱団は、練習もゆるゆるだし、全然上手じゃない――でも、みんなとても楽しそうだった。
「わたしの頑張り方は、間違っていたんだろうか?」
児童書はデビュー当初から「いつか書きたい」と思っていまして、このたび念願叶って岩崎書店から刊行できることになりました。声をかけてくださった担当編集のYさんには大感謝です。
『ラベンダーとソプラノ』は、全国大会常連の合唱クラブを舞台に「頑張ること」と「楽しむこと」の間で揺れる小学生たちの物語です。
ブラック部活問題や部活動の地域移行が叫ばれる中、学校の部活・クラブという場所で、同世代の仲間と何かを目標に頑張ることの意義と危うさについて、『ヒトリコ』や『風に恋う』の経験を踏まえながら書きました。
どうぞお楽しみに!