
あらすじ
2019年春。紫峰大学駅伝部のキャプテンである仙波千早は、大学4年生になった。「自分は実業団に進むような選手じゃない」と、長距離走は大学卒業と同時に引退する予定だ。だからこそ、最後に箱根駅伝を走りたい。千早はそう願っていた。
そんな彼の前に、紫峰大学の大学院に進学したという管理栄養士の眞家早馬が現れる。駅伝部のコーチアシスタント 兼 栄養管理を任された彼のことが、千早はどうしても好きになれない。
千早の「箱根駅伝を目指す最後の1年」は、果たしてどうなるのか――?
装画・alma/装幀・山下知子
推薦コメント
緊迫感、胸のざわつき…著者は箱根経験者では? と思うくらいリアルで魅力的な小説です。
柏原竜二
箱根駅伝の本質を届けてくれる本書は、フィクションとは思えない感動をくれる。
筑波大学陸上競技部 男子駅伝監督 弘山勉
目次
プロローグ
一、願う者
二、挑む者
【文庫解説】どうして箱根駅伝を目指すのか?――弘山勉
『タスキメシ』シリーズ情報

タスキメシ
陸上部で長距離選手として活躍していた眞家早馬は、右膝の剥離骨折という大けがを負う。リハビリに励む中、料理研究部の井坂都との出会いをきっかけに、徐々に料理に没頭するようになる。

タスキメシ 箱根
2019年春。管理栄養士として働いていた眞家早馬は、訳あって紫峰大学の大学院へ進学した。スポーツ栄養士を目指す早馬の前に、駅伝部の監督・館野が突然現れる。「箱根駅伝に出ましょう!」と意気込む館野に、早馬は一度は離れた大学駅伝の世界へ引き戻されていく。
『タスキメシ』の4年後を描いた続編。

タスキメシ 五輪
2020年夏。大学で陸上を引退し社会人となった仙波千早に、辞令が言い渡される。なんとそれは、「東京オリンピック選手村食堂プロジェクト」への参加だった!
『タスキメシ 箱根』のその後を描いた続編。
インタビュー・書評等
書籍情報
文庫
タイトル:タスキメシ 箱根
作者名:額賀 澪(ぬかが・みお)
出版社・レーベル:小学館文庫(小学館)
仕様:文庫
刊行日:2022/11/4
ISBNコード:978-4094071948
価格:960円+税
単行本
タイトル:タスキメシ 箱根
作者名:額賀 澪(ぬかが・みお)
出版社:小学館
仕様:四六判
刊行日:2019/11/6
ISBNコード:978-4093865579
価格:1,500円+税