日々のこと

読書感想文を楽しく…はないかもしれないけど、苦しまずに書く方法!①

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
『風に恋う』文藝春秋

「読書感想文が書けない!」と言う私の弟のために作った「読書感想文を書くための本の読み方」をブログ用にまとめたものです。小説家として、読書感想文が嫌い→読書が嫌いになってしまう人が少しでも減るといいなあと願っています。

本を選ぶところから戦いは始まっている

「普段本を読まないから、読書感想文を書くのにどんな本を読めばいいか分からない」
「読書感想文は苦手だから、少しでも書きやすい本を選びたい」

という中学生、高校生は多いはず。

夏休みの後半に「さて、どうしたもんか」と頭を悩ます人も結構いるのではないでしょうか。

そういう方はまず、自分と関係がありそうな本を手に取ることをオススメします。

そもそも読書感想文とは……

× 本の感想を書いて、その本を紹介する作文
○ 本の感想を通して、自分のことを書く作文

読書感想文のことを「本を紹介する作文」「作者の言いたいことを見つけて文章にする作文」と考えて書こうとすると、途端に書くのが難しくなります。

しかし……

読書感想文は「自分のことを書く作文」だからこそ、「自分と関係がありそうな本」の方が圧倒的に書きやすいのです!

本を読みながらやっておくとお得なこと

本を読み終わってから、「どうやって感想文を書こう」では実は遅い……というか、読みながらいろいろと作業しておいた方が、後々とても楽になるのです。
読書感想文を書くことを考え、メモを取りながら読むことをオススメします。

どんなメモを取ればいい?

大事なのは「共感ポイント」

本に登場する登場人物達は、本を読んでいるあなたと同じことで喜んだり悩んだりしているかもしれません(「自分と関係がありそうな本」を選んだ場合、特に)。

ということは、「あーあるあるある! わかるよ、わかるよソレ!」というポイントが、読書をする中で見つけられるはずです(これを共感というのです!)。

この「わかるよソレ!」という共感ポイントを見つけながら読書をすると、あーら不思議、読書感想文が書きやすくなります!

共感ポイント以外にも……

  • 「登場人物のこの行動・セリフは全然理解できない!」→NOT 共感ポイント!
  • 「自分もこういう行動ができるようになりたい!」と思った部分
  • 「自分は絶対にこういうことはしたくない」と思った部分

…などをメモしていきましょう。

必ずしも本の内容(主人公の行動や物語の結末)に賛成する必要はありません。
反対の感想を持っても、「こんなの理解できない!」と思ってもOKなのです。

「どうしてこう思ったの?」と自分に問いかける!

メモに書いたことを元に、「自分はどうしてこう思ったのか?」を考えていきます。

例えば……『風に恋う』(額賀の最新刊です)の場合

●うちの部の顧問が1 年生を部長にするような人じゃなくてよかった。
→自分が一年で部長になったら嫌だ。だって先輩が怖い。

●オーディションのときの基の「思ったように吹けなかった」というセリフは失礼。
→落ちた人もいるのに! 自分が言われたら腹が立つ!

●部活に夢中になってお母さんに怒られる基に「わかる~」って思った。
→僕もお母さんから「部活ばかりやってるんじゃない!」とよく怒られるから。

●本を読み終わって部活に行きたくなった。
→部活を頑張る登場人物達を見て、自分も「もっと上手くなりたい」と思ったから。

……など

このメモに沿って書いていけば、苦しむことなく読書感想文が書けるはず!

『風に恋う』を読んで

僕は中学校で吹奏楽部に入っています。アルトサックスを吹いている男の子の表紙
に興味を持って、本屋さんで『風に恋う』を手に取りました。

この物語の主人公は、基という高校一年生の男の子です。吹奏楽部に入部した基は、
なんと一年生なのに先生から部長に指名されてしまいます。この場面を読んだとき、
僕は「うちの部の先生がこんな人じゃなくてよかった」と思いました。

僕のいる吹奏楽部は、三年生が部長や副部長をしています。一年生にも親切に教え
てくれる優しい先輩達です。しかし、それでもときどき部の中でもめ事が起こります。
例えばこの前~……(続く)

注意

★本の「あらすじ」を書く必要はない!
★難しいことを書く必要もない! 自分のことでOK !

読書感想文を楽しく…はないかもしれないけど、苦しまずに書く方法!② へ続く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

『風に恋う』好評発売中!

松本清張賞受賞作『屋上のウインドノーツ』に続く
感動の吹奏楽×青春小説

吹奏楽に打ち込むも全日本コンクール出場を果たすことなく中学を卒業した茶園基。ドキュメンタリー番組で取り上げられているのを見て以降、ずっと憧れていた吹奏楽の強豪校・千間学院高校に進学したものの、幼馴染の玲於奈が部長を務める今の吹奏楽部にはかつての栄光など見る影もなかった。

しかし、そんな基の前に、黄金時代のOB・不破瑛太郎が吹奏楽部のコーチとして現れる。

あろうことか彼は、一年生の基を部長に指名した――

「茶園、俺と一緒に、全日本吹奏楽コンクールに行く部を作ろうか」

部内に渦巻く嫉妬とプライド、大学受験のプレッシャー、
恐怖のオーディション、そしてブラック部活問題。

果たして彼らは、全日本コンクールの地、名古屋に行くことができるのか?

作品紹介ページへ

コメントを残す

*